【チームマネジメントシリーズ 第2話】スタッフの強みを見つけて伸ばす|一人ひとりの個性を活かす方法
👥 チームマネジメントシリーズ
「このスタッフ、もっと伸びるはずなのに」
そう感じながらも、どこをどう伸ばせばいいかわからない——マネージャーなら一度は経験する悩みです。
強みを伸ばす前に、まず「強みを正しく見つけること」が必要です。そして強みは、本人が自覚していないことの方が多いです。
私は現在も外資系ラグジュアリーブランドでプレーイングマネージャーとして現場に立ち続けています。スタッフの強みを見つける時に大切にしていることがあります。
強みは「派手なスキル」より「繰り返し出る良さ」です。
たとえば、話が上手いより「相手が話しやすくなる人」の方が強い場面も多いです。聞き役が得意・比較提案がうまい・空気を和ませるのが上手い——こういう「その人らしい動き」こそが、チームで活かすべき本当の強みです。
強みの見つけ方3つ
①現場で自然に出ている動きに注目する。そして繰り返し出ているか確認する。
まず見るのは、指示していないのに自然とできていることです。
無意識に出ている動きの方が、本人が「得意です」と言う強みより本物であることが多いです。
そして、1回だけ上手くいったことは「たまたま」かもしれません。似た状況で繰り返し同じように出るなら、それは本物の強みとして見ていいです。
✅ 強みを見つけた瞬間
「先週も同じ場面で上手くいっていた」
「いつもこのパターンで自然と動ける」
この繰り返しが見えた時が、強みを見つけた瞬間です。
②お客様の反応を見る
こちらが「上手い」と思うだけでなく、実際にお客様がどう反応しているかを見ます。
お客様が安心している・笑顔が増えている・自然と話が続いている——これが出ているなら、そこに強みがあります。さらに「同じお客様がまたそのスタッフを指名してくれる」という場面が出てきたら、それは本物の強みが発揮されているサインです。
③本人が楽しそうにやっているか確認する
頑張って作った強みより、本人が自然にできることの方が伸びやすいです。
「楽しそうにやっている」「苦労している様子がない」——これが見えるなら、その動きは強みになり得ます。逆に頑張って維持している動きは、長期的にプレッシャーになりやすいです。
強みが見えてくるサイン
日々の接客を観察していると、強みが見えてくるサインがあります。
- 気づくとそのスタッフにお客様が集まっている
- クレームや迷いの場面で自然と落ち着いて対応できる
- 提案の入り方にその人らしい独自の流れがある
- 他のスタッフが「あの人みたいにやりたい」と言う
- 本人が楽しそうにやっている
一つでも当てはまれば、そこに強みがある可能性が高いです。
強みを見つけたら「伸ばす場所を作る」
見つけた後が大切です。強みは使える場所に置いてあげることで初めて伸びます。
- その人が得意な場面の接客に入れる機会を増やす
- 得意なパターンが出た時にすぐフィードバックする
- 「あの場面のあなたの動き、良かった」と具体的に伝える
本人が「自分はここが得意なんだ」と自覚できると、その動きが加速します。マネージャーの役割は、強みを見つけるだけでなく、使える場所に置いてあげることです。
その人しか取れない売上を大切にする
チームの中で「この人しか取れない売上」がある時、私はかなり高く評価します。
特定の常連客が指名してくれる・高額商品の場面で必ず成果を出す・外国人客との接客が特別に上手い——こういう「その人だけの価値」は、チームにとって大切な財産です。
全員を同じ型にはめようとすると、その人しかできないことが消えてしまいます。
それぞれの強みが違うからこそ、チームとして色々なお客様に対応できます。
まとめ
- ✅ 強みは「繰り返し自然に出る良さ」で見つける
- ✅ 自然に出ている動きを観察し、繰り返し出るか確認する
- ✅ お客様の反応——指名が続く場面がその人の強みの場所
- ✅ 強みは見つけるだけでなく「使える場所に置く」ことが大事
- ✅ 「その人しか取れない売上」を高く評価する
- ✅ 違いがチームの強さになる
📋 明日からできること
- ✅ 今日の接客でスタッフの「自然に出ている動き」を一つ観察する:指示していないのに上手くできていることがあれば、それが強みの候補
- ✅ 強みが出た瞬間に「あの場面のあの動き、良かった」と具体的に伝える:フィードバックが強みを加速させる
📖 次回予告
【チームマネジメントシリーズ 第3話】
モチベーションを維持させる技術
やる気が続くチームの作り方
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